我々トレーナーがよく口にする、「筋力トレーニングで筋肉をつけると、基礎代謝が高まります。そうすると太りにくい体になります。」ですが、それっと本当でしょうか。

もちろん嘘ではありませんし、筋量アップは基礎代謝が高まるというのは本当です。

筋量1㎏向上すると基礎代謝は13kcalが向上します。あれっ、大したことがないですね。

筋量アップだけで基礎代謝向上はかなり遠回りに感じますね。

ちなみに、基礎代謝に関与する部位としては、1位肝臓（27％）2位脳（19％）3位筋肉（18％）です。

という事は、筋肉だけではなく、内臓など他の条件を考える必要がありますね。

◎代謝を上げて太りにくい体をつくるには！

代謝の種類は３つあります。

・基礎代謝　・活動代謝　・食事誘発性熱産生

１．基礎代謝を高める＝『内臓代謝を高める』

内臓が基礎代謝に大きく関わっているので、消化、吸収、排泄を意識する必要があります。

内臓の働きを高める、仕事効率を高めるためには、普段から消化の良い物、発酵食品などを積極的に摂ると良いでしょう。

２．活動代謝＝「日常生活動作を高める』

筋トレは必須ですが、家事や通勤時に歩くなど細かく身体を動かす事を組み合わせてみましょう。

基本的には日常生活動作をしっかりと固めましょう。

３．食事誘発性熱産生＝『高たんぱく質食を心がけましょう』

摂取栄養素で、摂取カロリーに対する吸収率は、炭水化物6％、脂質4％、たんぱく質30％と言われています。炭水化物100g摂取した場合、6gは自然に吸収しますが、その他は残ってしまいます。残りは脂脂肪細胞等に保存されますので、たんぱく質を優先する方が効率的ですね。

ただ、過度なたんぱく質の摂り過ぎには注意して下さい。